農業で稼ぐのは難しくない その3 借金に負けない強いマインド
少し間が開いたが、3回目。
今回は少し抽象的な話。
農業は「百姓」という言葉があるぐらい、いろいろな仕事をこなさなければならない。また、100人いれば100通りのやり方がある。
それなので、師匠を一人決めたら、その人の完全コピーすることに、徹すること!
いろいろな人に話を聞くと、それじゃだめだ、あの人はああいうけどね、みたいな感じで絶対うまくいかない。
自分の色を出すのは、師匠を完コピできてから。
いろいろな農業を見てきたが、基本的には農業は装置産業に近い。
設備投資がかなり必要で、人件費もかかる。
労力を投入してから、売り上げが上がり、入金があるまで早くて3か月、アスパラなんかだと2年ぐらいかかる。
つまり、設備投資、運転資金を調達しないといけないということ。
ほとんどの場合、金融機関からの借り入れをするだろう。
農業で成功している人に共通する資質、それは
・借金に負けない強い心
を持っているということ。
もちろん、そのためには財務諸表を読めるとか、経営試算をして、収益が成り立つとか、そういう知識、手腕が必要。
やみくもにイケイケというわけじゃない。というか、それだと金も借りれないけど。
そういう武器があれば、借り入れの額を見ても、単純な恐怖を感じることはない。
何の知識もなければ、単に借り入れの金額を見れば怖気づいて、「とても無理だ!」となってしまう。
ざっくりとした話をしましょう。
宮崎で施設栽培を30アールするとする。
作物にもよるが、粗収入(売り上げ)で1000万から1600万ぐらい上がる。
そこから減価償却、人件費、種苗代、資材費、その他諸々を引いた残りが手取りとなる。
大体30%ら50%残るので、何とか生活はできるということだ。
作物によって経費率が違うので、一概には言えないが、500万ぐらい残すためには、最低30アール程度の施設が必要ということになる。
もちろん、僕がやっている養液のレタスは売り上げはもっと上がるが、設備費、経費率が極端に高い。
そのあたりの話はまた次回以降で・・・