農業で稼ぐのは難しくない その6 続売り方の話

さて昨日の続き。

 農業を始めた当初から、師匠も市場出荷をしていなかったし、自分基本自分で売るつもりだった。

 融資の計画書にもそこを盛り込んだし、販売計画も出した。というのは、経営試算の販売単価が、市場単価よりはるかに高く設定していたので、なかなか金融機関が納得しなかったからだ。

 サラリーマンの時の営業予算書作ってるのと同じだったと感じたぐらいだ。

 もちろん、すべて市場出荷できっちりと利益を出している農家もいる。

 その場合は、農協なり、市場の業者が僕と同じことをしてくれていて、量販店や、小売店なりにできるだけ高く売るように努力しており、なおかつ実際に高単価で売っている。

 きちんと営業してもらえているなら、13%の手数料も納得できる数字だ。

 要は13%以上高く売ってきてくれるのなら、最終の手取りは高くなるし仮に10%高く売ってきてもらった場合、3%損しているが、自分で売った時の労力や、経費を考えるとそのぐらいは許容範囲だ。

 市場出荷で単価をきちんと出していくには、時間がかかる。 1年ぐらい、安くても我慢して定数出し続けて、固定客がついたところから単価交渉をしていって、じわじわと上げる必要がある。

 新規に始めた僕にはその余力がなかった。

 たまたま、前職が食品の営業をしていたので、販売ルートの構築は得意中の得意分野だったので、市場に出して消耗するよりは、独自の販売ルートを構築することを選んだ。

 農産物の場合、量販店のバイヤーが、市場ルート以外、つまり生産者との直接取引を望んでいる場合が多いので、ほかの食品に比べて売り込みは楽だと思う。

写真はイメージです。イオンが直接取引を望んでいるとは限りません・・・

 特に少し特徴のある商品を作っている場合、市場に出すより、直接取引が望ましい。

 逆に物量で勝負するような品目だと市場のほうがいいだろう。ただ、新規参入で物量で勝負するような規模でスタートすることは難しいと思われるので、差別化商品や、供給のほうが少ないような品目を選んで直接取引するほうがいいと僕は思う。

 具体的にはミニトマト、中玉トマト、アスパラガスなんかがそれにあたる。

 ミニトマト、中玉トマトは2015年ごろから、需要がどんどん伸びており、生産面積も増えているが未だに引き合いが強い。品種で甘いトマトが作れ、安定供給できる産地が限られるので、新規参入しても販売面に苦労することは少ないと思われる。

 また、アスパラガスは本格的な収穫まで2年かかるので、参入障壁が高く、常に需要が供給を上回っている。市場出荷しても平均単価キロ1000円は取れると思うので、しっかり作れば売り方に苦労することはないだろう。ただし、2年間の先行投資と生活費をどうにかする必要はある。

 ということでこの先はまた次回

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