本格的な秋が突然やってきた!
盆を過ぎて秋の気配と言っていたが、9月に入って、タイトル通り、最低気温がいきなり19度になったりした。
台風が本州東の太平洋上を通過することにより、大陸の冷たい風が引きこまれたせいだと思うが、本当に極端だ。
おかげで何故か色がつかないトマトの色づきが極端に落ちて困った・・・
開業以来10年、全欠品は一度も出さなかったのだが、ついに8月25日から9月1日まで、ほぼ出荷できない状況が続き、取引先各社には大変ご迷惑をお掛けしてしまった。
今月に入り、アスパラの収量も落ちてきて、ついに今シーズン、忙しい時期は終わった模様。
とは言え昼間はまだ30度前後の日が続くだろうから、9月はある程度の収量は見込める。
6,7月の収量は異常で、これまた開業10年、最高記録を更新。しかし、これだけいっぺんに出ると、売るのも大変で、ざっくりと収量2割増、単価2割減で売り上げ的には例年通り(泣)
資材費や残業代がかさんだ分、利益は微減という悲しい現実。
絵に描いたような豊作貧乏。
単価の下落を量でカバーできたからいいようなものの、普通はできないので、それに比べるとマシな方と自分に言い聞かせるしか無い。
結果論としても、それしか方法がない。販売先を拡大すると今みたいに量が減った時に信用を失うしで、農業は生産量と販売先との需要と供給のマッチングが難しい。
基本的に生産量が多い時は他からも出てくるので需要は減、少ない時は増、と真逆になるので、規模を拡大すればするほどミスマッチのリスクが増える。
今からは冬の獲れないけれど、経費のかかる時期に突入するので、少しでも収量を上げれるよう、準備を万端に整え、また、トマトの樹勢を最大にして、来年の春に備える時期となる。
というわけで、とりあえず、10年使った古いシートを張り替え
張り替えてすっきり。今回同じシートは在庫切れで泣く泣く約2倍の分厚さのシートになったが、何故か価格は30%しか高くならなかった。もともとの倍以上の価格設定がおかしかったものと思われる(笑)
すっきりするだけで、これに寄って売上が上がるわけではないのが辛いところ